離職票と認定日について知っておくべき基本知識まとめ

はじめに

目的

この章では、離職票と失業認定日の関係について全体の流れをやさしく説明します。初めて手続きをする方でも迷わないように、提出から認定日が巡る仕組みや、受け取り時期が持つ意味を丁寧に伝えます。

なぜ重要か

離職票は失業保険の受給手続きの出発点です。離職票を提出すると、ハローワーク側で初回の認定日が設定されます。以後は原則として4週間ごとに認定日が巡ります。この認定日で求職活動の状況を報告し、給付の可否が決まります。

この章でお伝えしたいこと

• 離職票の提出が給付開始のトリガーになること
• 初回認定日が決まった後は4週間ごとのサイクルで認定が行われること
• 離職票の受け取り時期次第で給付開始のタイミングが変わること

次章以降で、認定日の意味や具体的な流れ、離職票の準備タイミングについて詳しく説明します。

認定日とは何か

概要

認定日とは、ハローワークで「あなたが失業状態であり、求職活動をしているか」を確認する日です。ここで失業が認められると、その期間分の基本手当（失業保険）の支給が決まります。

認定日の目的と意味

目的は受給資格の確認です。ハローワークは本人が働ける状態で継続的に求職活動をしているかを確かめます。認定を受けなければ、その期間の給付は受けられません。

当日の流れ

通常は予約した時間にハローワークへ行き、窓口で求職申請や求職活動の記録を提示します。窓口で簡単な面談があり、認定印が押されます。支給日がいつになるかも説明されます。

初回と以降の違い

初回認定日は離職票を提出して受給手続きが完了した後に決まります。以降は原則として4週間ごとなど定期的に認定日が設定されます。

持ち物と注意点

・雇用保険被保険者離職票（初回）・求職活動の記録（ハローワークカードやログ）・身分証明書を持参してください。認定日に遅刻や欠席をすると給付が遅れるので、余裕をもって行動してください。

よくある疑問

Q: 認定日に仕事が見つかったら？
A: その日から就労状態になれば給付は止まります。速やかにハローワークへ報告してください。

離職票と初回認定日の関係

離職票を持って手続きをすると日付が基準になります

退職後に会社が発行した離職票を持参してハローワークで失業給付の手続きを行うと、その手続きを行った日を基準に初回認定日が決まります。窓口で離職票の確認と申請手続きを済ませることがまず必要です。

初回認定日の目安

一般的には、離職票を提出してからおおむね3～4週間後に初回認定日が指定されることが多いです。指定日はハローワークの混雑状況や手続きの流れで前後する場合があります。

提出が遅れるとどうなるか

離職票の提出が遅れると、初回認定日も遅れます。早めに受給手続きを行えば認定日も早まる傾向にあります。離職票がまだ届かない場合は、届き次第ハローワークへ行くようにしてください。

持参しておくとよいもの

身分証明書、印鑑、預金口座の情報など、窓口で求められる書類は忘れないようにしましょう。窓口で手続きが完了すれば、初回認定日の案内を受け取れます。

その後の認定日のサイクル

認定日の基本サイクル

2回目以降の認定日は、原則として28日ごとに来ます。指定された曜日・日が雇用保険受給資格者証や失業認定申告書に「○型－曜日」の形で印字され、そのパターンが続きます。たとえば初回が7月1日なら、次は7月29日、その次は8月26日という具合です。

印字パターンの見方と確認方法

受給資格者証や申告書には「○型－曜日」と記載されます。これは“4週間ごとにその曜日に来てください”という意味です。カレンダーで28日ごとにチェックすれば、次回以降の日付を簡単に確認できます。

認定日に行けないときの対応

病気や急用で行けない場合は、できるだけ早くハローワークに連絡してください。受給に必要な証明（診断書など）を求められることがあります。無断で欠席すると、認定が受けられず給付が遅れることがあるため注意してください。

仕事をした・短期就労した場合の扱い

認定期間中に仕事をした日は必ず申告します。日数や収入により給付額や支給の有無が変わります。求職活動の記録や勤務先からの証明が必要になる場合があるため、記録を残しておくと安心です。

その他の注意点

祝日やハローワークの休業日に当たる場合は、案内に従った別の日が指定されます。不明な点は事前に問い合わせると手続きがスムーズです。

いつまでに離職票を準備すべきか

発行の目安

離職票は、退職後おおむね10日以内に会社から発行されるのが一般的です。会社が手続きを済ませてから郵送されるため、発送までに多少の時間がかかります。もし10日を過ぎても届かないときは、早めに勤務先の総務や人事担当者に確認してください。早めの確認が安心につながります。

届かない・遅れる場合の対処

届かなければ、まず電話やメールでいつ送ったかを尋ねます。引越しで届かないこともあるので、退職時に住所変更を伝えているかも確認してください。紛失した場合は再発行を依頼しましょう。再発行には時間がかかることがあるため、早めの連絡が大切です。

受け取った後の保管と準備

離職票は受給手続きに必須の書類です。受け取ったら折れ曲がらないように保管し、コピーを取っておくと安心です。受給手続きの際は本人確認書類や銀行口座が必要になることが多いので、あらかじめ準備してください。

ハローワークでの手続きをスムーズにするために

離職票を受け取ったら、できるだけ早くハローワークで手続きを行うと、初回認定日や給付開始がスムーズになります。手続きにかかる日数や必要書類は窓口で確認できますので、不明点は相談しておくと安心です。

キーワード「離職票 認定日」で知っておくとよい点

• 離職票を提出した日がそのまま認定日になるわけではありません。離職票をハローワークに出し、受給手続きを終えたあと、通常3〜4週間ほどで初回認定日が通知されます。身近な例で言えば、申請してから約1か月後にハローワークから「来所してください」という日時が届くイメージです。

• 認定日は失業手当の支給スケジュールの起点です。書類に記載された日時を必ず確認し、指定された時間内に来所してください。時間に遅れると手続きが先延ばしになることがあります。

• 当日の持ち物や準備

• ハローワークから渡された書類（受給資格者証、離職票の控えなど）
• 本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカード等）

• 筆記用具。予定が変わる場合は事前に連絡すると安心です。

• よくある誤解

• 「離職票を出した＝認定日」と考えやすい点。離職票は申請開始、認定日は支給手続き開始の合図です。認定日が起点になるため、通知と時間の確認を優先してください。