離職票の書き方と見本で迷わず書く正しい書き方解説

目次

はじめに

目的

この文書は、失業保険(雇用保険)の給付手続きで必要になる「離職票」の正しい書き方と見本を分かりやすく説明するために作りました。離職票-1・離職票-2の主要な記入項目や注意点、見本の見方を丁寧に解説します。

対象読者

  • 退職した方やこれから退職予定の方
  • 会社の総務・人事担当者
    初めて手続きする方でも読みやすいように、専門用語は少なめに具体例で補足します。

本書の構成

第2章で離職票全体の書き方と見本の使い方を説明します。第3章で離職票-1、第4章で離職票-2のそれぞれの記入欄を詳しく扱います。第5章ではよくあるミスや確認ポイントをまとめます。

読み方のポイント

離職票は給付の可否に直結します。日付や勤務期間、退職理由、会社の押印などを正確に確認してください。見本と自分の書類を照らし合わせながら進めると間違いが減ります。

離職票の書き方と見本の使い方

目的と全体像

離職票は、雇用保険の手続きや失業給付の申請に使う重要な書類です。第2章では、各書類の役割と、見本を使って正しく記入する方法をわかりやすく説明します。

離職票の書類と役割

  • 離職票-1(事業主記入欄):会社が記入します。退職理由や賃金支払の状況などを記載します。
  • 離職票-2(本人控え):本人が受け取る控えです。内容に誤りがないか確認します。

記入の基本ルール

  1. 日付は西暦か和暦を統一して記入します。例:2024年3月31日。
  2. 退職理由は具体的に記載します。例:「自己都合退職(家庭の事情のため)」や「会社都合退職(事業縮小のため)」など。
  3. 賃金は総支給額を記入します。除外項目がある場合は注記します。
  4. 記入は黒インクで、修正液は使わないでください。間違えた場合は二重線で訂正し、訂正者の署名または捺印をします。

見本の上手な使い方

  • 見本をそのまま写すのではなく、自分の事実に合わせて書き換えてください。見本は書き方の参考と考えます。
  • 不明点は会社の総務部やハローワークに確認しましょう。特に退職理由や給与の扱いは給付に影響します。

よくある間違いと対処法

  • 日付や氏名の誤記:受け取ったらまず確認し、誤りがあれば会社に訂正を依頼してください。
  • 退職理由のあいまいさ:給付額や可否に直結するため、具体的に説明してもらいましょう。

記入の基本を押さえ、見本を参考にしつつ実際の事実に即して記入すれば、手続きがスムーズに進みます。疑問があれば早めに相談してください。

離職票-1の書き方と見本

概要

離職票-1は退職者が記入する基本情報の欄を含みます。氏名や生年月日、住所、被保険者番号、退職日、勤務先名や事業所番号、振込希望口座などを正確に記入します。ハローワークの公式見本を参考にしながら記入してください。

基本項目の書き方

  • 氏名:戸籍と同じ表記でフリガナを忘れずに記入します。旧姓を使う必要がある場合は備考欄に記載します。
  • 生年月日:欄に従って西暦または和暦で記入します。例:1990年4月1日
  • 住所:現在の住所を番地まで書きます。転居した場合は現住所を記入します。
  • 被保険者番号:健康保険証に記載の番号をそのまま転記します。
  • 退職日:最終出勤日や雇用契約の満了日を記入します。例:2025年3月31日
  • 会社名・事業所番号:会社の正式名称を記入し、事業所番号は会社に確認して記入します。
  • 振込希望口座:金融機関名、支店名、口座種別(普通・当座)、口座番号、名義(カタカナ)を正確に記入します。

記入例

  • 氏名:山田 太郎(ヤマダ タロウ)
  • 生年月日:1990年4月1日
  • 住所:東京都新宿区○○町1-2-3
  • 被保険者番号:1234567890
  • 退職日:2025年3月31日
  • 会社名:株式会社サンプル(事業所番号:0123456)
  • 振込口座:三井住友銀行 新宿支店 普通 1234567 名義 ヤマダタロウ

記入時の注意点

  • 黒または青のボールペンで記入して、消しゴムで消したり鉛筆で書いたりしないでください。
  • 訂正が必要な場合は二重線で訂正し、訂正箇所に押印や会社の確認をもらってください。
  • 不明な項目は会社の総務担当やハローワークに確認してから提出してください。

ハローワークの見本と照らし合わせ、誤字や記入漏れがないか必ず確認しましょう。

離職票-2の書き方と見本

概要

離職票-2は会社が作成し、退職者が内容を確認する書類です。退職理由、賃金額と雇用期間、離職前6か月の賃金明細などが記載されます。ハローワークの見本で形式を確認できます。

記入欄別のポイント

  • 退職理由:会社が理由コードや簡単な説明を記入します。会社都合(例:事業縮小)か自己都合(例:一身上の都合)の区別を確認してください。
  • 賃金額と雇用期間:支払われた総額や支給期間が正しいか照合します。賞与や欠勤控除がある場合は内訳を確認します。
  • 離職前6か月の賃金明細:各月の賃金が記載されています。欠落や誤記があれば指摘してください。
  • 署名・日付:会社の署名や作成年月日があるか確認します。

退職者が確認・追記すること

  • 記載内容に誤りがあれば、まず会社に訂正を依頼します。会社が応じない場合はハローワークで相談します。
  • 補足や異議を付けたいときは、用紙の所定欄や別紙に簡潔に書きます。例文:”退職理由の記載について異議があります。実際の退職日は○年○月○日で、理由は〜です。訂正をお願いします。”

見本の確認方法

ハローワークの公式資料で見本をダウンロードして、実際の記入欄と照らし合わせてください。必要があれば窓口で確認を受けてください。

注意点

個人番号(マイナンバー)の記入について

ハローワークで失業給付の申請をする際、個人番号は窓口で本人が記入する必要があります。会社が記入した箇所があっても、原則として本人の確認が優先されます。本人が記入することで誤記を防げます。

会社が記入した内容に誤りがあったら

会社が離職票に誤った個人情報や離職理由を記入した場合は、まず会社に訂正を依頼してください。それでも直らないときは、ハローワークで異議申し立ての相談を行います。早めに行動することで手続きの遅れを防げます。

窓口での持ち物と対応

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
  • 離職票の写しや会社からの連絡書類
    窓口では誤りの箇所を具体的に伝え、必要なら訂正依頼書を提出します。職員が手続き方法を案内してくれます。

異議申し立ての流れ

  1. 会社に訂正を依頼する(証拠を残す)
  2. ハローワークで訂正の相談をする
  3. 必要書類を揃えて正式に申し立てる
  4. 結果を確認し、給付手続きに反映されているか確認する

注意点

窓口でのやり取りは記録を残すと安心です。メールや書面でやり取りした証拠があれば提出できます。会社と話がつかない場合は、ハローワーク職員に状況を詳しく伝えてください。穏やかに、しかし確実に訂正を進めましょう。

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