はじめに
「源泉徴収票に書かれている住所が住民票と違うけれど、このまま使っても大丈夫?」
「会社には住民票の住所と実際に住んでいる住所のどちらを伝えればいいの?」と迷っていませんか。
引っ越し後に源泉徴収票を受け取ったときや、年末調整・確定申告のために書類を確認したとき、住所が現在の住民票と一致していないと、訂正してもらう必要があるのか迷ってしまいますよね。
この記事では、源泉徴収票にはどの住所を記載するのか、住民票と違っている場合に問題があるのか、住所が間違っていたときはどう対応すればよいのかを順を追って説明していきます。
源泉徴収票の住所が住民票と違っていても問題ない?
源泉徴収票に記載された住所と住民票の住所が違うと、「このまま提出しても大丈夫なのか」「住所が違うことで書類が使えなくなるのではないか」と不安になることがあります。
ここでは、源泉徴収票に記載する住所の考え方と、住民票の住所と異なる場合の扱いについて説明します。
源泉徴収票には作成日時点の住所または居所を記載する
源泉徴収票の「住所又は居所」欄には、作成日時点の住所または居所を記載します。
そのため、年の途中で引っ越した場合は、給与を受け取っていた当時ではなく、作成日時点で生活している住所または居所が基準になります。
住民票の住所と違うだけで源泉徴収票が無効になるわけではない
源泉徴収票の住所が住民票と異なっていても、それだけで源泉徴収票が無効になるわけではありません。
まずは作成日時点の住所または居所を確認し、記載されている住所が当時の状況と合っているかを確認しましょう。
源泉徴収票には住民票と現住所のどちらを書く?
源泉徴収票の住所を確認するとき、住民票の住所と実際に住んでいる現住所が違う場合は、どちらを記載するのか迷いやすいところです。
ここでは、住民票と現住所の状況ごとに、源泉徴収票の住所をどのように考えるのか説明します。
住民票と現住所が同じ場合はその住所を記載する
住民票の住所と実際に住んでいる現住所が同じ場合は、その住所を源泉徴収票の「住所又は居所」欄に記載します。
住所に違いがないため、どちらを基準にするか迷う必要はありません。
住民票を実家に残して一人暮らししている場合は住所または居所を確認する
住民票を実家に残したまま一人暮らしをしている場合は、源泉徴収票の作成日時点で生活している住所または居所を確認します。
住民票が実家にあることだけで判断せず、実際に生活している場所を勤務先に伝えて確認しましょう。
引っ越し後に住民票を移していない場合は勤務先に登録住所を確認する
引っ越し後に住民票を移していない場合は、勤務先に登録している住所が旧住所のままになっていないか確認します。
現在の住所と異なっている場合は、人事や給与の担当者に現住所を伝え、源泉徴収票に記載する住所を確認しましょう。
源泉徴収票と給与支払報告書では住所を判断する時点が異なる
源泉徴収票と給与支払報告書は、どちらも給与に関する書類ですが、住所を判断する基準となる時点は同じではありません。
ここでは、源泉徴収票と給与支払報告書について、住所を判断する時点の違いを説明します。
源泉徴収票は作成日の現況による住所または居所が基準になる
源泉徴収票の「住所又は居所」欄には、作成日時点の住所または居所を記載します。
そのため、年の途中で引っ越した場合は、給与を受け取っていた当時ではなく、作成日時点の住所または居所を確認します。
給与支払報告書は原則として1月1日現在の住所が基準になる
給与支払報告書は、原則として給与を受け取った年の翌年1月1日現在の住所を基準に提出します。
そのため、年末から翌年1月1日までに引っ越した場合は、源泉徴収票と給与支払報告書で住所が異なることがあります。
源泉徴収票に旧住所や違う住所が記載されていた場合の対処法
源泉徴収票を確認して、以前住んでいた住所や現在とは違う住所が記載されていることに気づく場合があります。
ここでは、勤務先への確認から住所の訂正、確定申告時の対応まで順に説明します。
まず勤務先の人事・給与担当者に登録住所を確認する
源泉徴収票に旧住所や現在とは違う住所が記載されていた場合は、まず勤務先の人事・給与担当者に登録住所を確認します。
現在の住所と照らし合わせ、源泉徴収票の作成時にどの住所が登録されていたのかを確認しましょう。
住所の訂正が必要な場合は勤務先に対応を確認する
源泉徴収票の住所を訂正する必要がある場合は、自分で書き換えず、発行元の勤務先に対応を確認します。
人事・給与担当者に正しい住所を伝え、訂正や再発行が必要か確認しましょう。
住所だけでなく、源泉徴収票の記載内容に誤りが見つかった場合の訂正方法も確認しておくと安心です。
▶源泉徴収票が間違っている場合の訂正・再発行方法
確定申告では現在の住所を正しく記載する
確定申告をする場合は、源泉徴収票に旧住所が記載されていても、確定申告書には申告時点の住所を正しく記載します。
旧住所をそのまま転記せず、現在の住所を確認して入力しましょう。
源泉徴収票の住所が違うことで確定申告の進め方に迷う場合は、必要書類や手続きの流れも確認しておきましょう。
▶確定申告のやり方とは?必要書類や手続きの流れを解説
まとめ
源泉徴収票の住所が住民票と違っていても、それだけで無効になるわけではありません。
源泉徴収票は作成日時点の住所または居所をもとに記載するため、まずは当時の状況を確認しましょう。
住民票を実家に残している場合や、引っ越し後に住所変更をしていない場合は、勤務先に登録されている住所も確認しておくと安心です。
住所に誤りがある場合は自分で書き換えず、人事・給与担当者へ相談しましょう。
正しい住所を伝えて必要な対応を確認しておけば、その後の手続きもスムーズに進められます。

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