退職願の書き方|手書きと封筒の正しい書き方ガイド

目次

はじめに

本資料の目的

本資料は、退職願を手書きで作成する際の基本とマナーを丁寧にまとめたガイドです。書き方、用紙や筆記具の選び方、縦書き・横書きの構成、退職理由の記載方法、文末表現、封筒の選び方、便箋の折り方などを具体的に解説します。

こんな方におすすめ

  • 初めて退職願を書く方
  • 手書きで丁寧に作成したい方
  • ビジネスマナーを確認したい方

本書の使い方

各章を順に読むと、用意から提出までの一連の流れがわかります。すぐに使える手書きテンプレートも用意しています。実例を見ながら自分の状況に合わせて書き換えてください。

注意点

手書きは誠意を示す手段ですが、内容は簡潔で正直にします。個人的な感情や詳細なトラブルの説明は避け、感謝の意を中心に記します。提出時の礼儀や上司への伝え方も後続章で詳しく説明します。

退職願の基本的な書き方

用紙と筆記用具

A4またはB5の白い便箋を選びます。派手な柄や色は避け、シンプルなものにします。筆記は黒のボールペンか万年筆を使い、消えやすい鉛筆や色つきのインクは避けてください。

縦書きの基本構成

  1. 1行目中央に「退職願」と書きます。見出しなので少し大きめにします。
  2. 次に「私事」または「私儀」を書き、本文に入ります。
  3. 本文は簡潔に「一身上の都合により、退職を希望します。」などと記します。
  4. 末尾は「お願い申し上げます」と丁寧に結びます。
  5. 右下に提出日、会社名、代表者名(宛名)、所属部署名、氏名の順で記入します。

横書きの基本構成

基本の順序は縦書きと同じです。見出しの「退職願」は中央に、\”私事\”は右端に書いて本文を続けます。日付と宛先・氏名は本文の下、右寄せで記載すると見た目が整います。

退職理由と表現のコツ

退職理由は簡潔に「一身上の都合により」とするのが一般的です。詳細な事情を書く必要はありません。文末は「お願い申し上げます」や「よろしくお願い致します」など、丁寧な表現を使います。

記入時の注意点

  • 誤字脱字がないよう落ち着いて書きます。誤りがあれば新しい用紙で書き直します。
  • 日付は提出日を記入します。将来の日付を書く際は注意してください。
  • 捺印が必要な場合は会社のルールに従います。

短い例文(参考)

縦書き・本文例:
「私事、右記の通り退職を願い申し上げます。\n一身上の都合により、令和○年○月○日をもって退職いたしたくお願い申し上げます。」

以上の点を押さえれば、形式的で失礼のない退職願を作成できます。

封筒の選び方と書き方

封筒の選び方

退職願は白無地の二重封筒を選びます。郵便番号枠のないものが正式で好まれます。用紙の大きさや折り方に合わせ、長形3号または長形4号を用意してください。長形3号は余裕があり、長形4号はややスリムで持ち運びに便利です。

表面の書き方

封筒の表面には中央よりやや上寄りに「退職願」と縦書きで記載します。黒のボールペンか万年筆で、文字を薄くならないよう丁寧に書いてください。文字の位置は封筒の天地中央より上に置くと見栄えが良くなります。

裏面と差出人の書き方

封筒の裏面左下には所属部署名と氏名を正式名称で記載します。会社内での書式がある場合はそれに従ってください。余白のバランスを意識し、文字が端に寄りすぎないようにします。

筆記具と仕上げ

消せるボールペンは避け、にじまないインクを選びます。書き終えたら墨やインクの乾きを確認し、封筒に折り目や汚れがないか最終確認してください。

退職願の折り方と封筒への入れ方

概要

退職願は見た目の丁寧さが大切です。便箋の折り方と封筒への入れ方で印象が変わります。ここでは一般的で失礼にならない折り方と封の扱い方を、手渡しと郵送それぞれに分けて説明します。

1. 用意するもの

  • 便箋(縦長)
  • 封筒(便箋を三つ折りで入れられるサイズ)
  • のり(郵送時に使う場合)

2. 便箋の三つ折り手順

  1. 便箋を縦向きに置きます。本文が書かれている面が上になるようにします。
  2. 下から上に向けて下の1/3を折り上げます。
  3. 次に上の1/3を下に折り、上端が外側に重なるようにします。これで“上が上に重なる”形の三つ折りになります。
  4. 折り目は指で軽く押さえて平らに整えます。

※この折り方にすると、封を解いたときに宛名や本文をきれいに読み始められます。

3. 封筒への入れ方(向きと回転)

  1. 三つ折りにした便箋を時計回りとは反対方向(反時計回り)に90度回転させます。これは封筒の開口に合わせるためです。
  2. 封筒の裏側(フタがある方)から差し入れます。便箋の折り目が先に入るようにすると、取り出すときにきれいです。

4. 封の方法と注意点

  • 手渡しの場合:基本的に封はしません。封筒のフタは折り曲げたまま中を見せないようにして手渡します。封をすると固い印象になることがあるため、直接手渡しなら封を開けてもらいやすくなります。
  • 郵送の場合:のりでしっかり封をします。封をしたらフタ中央付近に「〆」を丁寧に記入します。のり付けは均一にし、はみ出さないように注意してください。

5. 最後のチェック

  • 便箋が封筒からはみ出していないか確認します。
  • 折り目が乱れていないか軽く整えます。
  • 封の仕方(手渡し/郵送)を間違えないようにしてください。

手書きテンプレート例

はじめに

以下は実際に手書きで書くときの代表的なテンプレート例です。空欄は必要事項に置き換えてください。

テンプレートA(基本形)

退職願

私儀、令和〇年〇月〇日をもちまして、一身上の都合により退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

令和〇年〇月〇日

株式会社〇〇〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇 様

〇〇部 〇〇〇〇
(署名)

テンプレートB(退職日を明確にする)

退職願

私儀、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

令和〇年〇月〇日

株式会社〇〇〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇 様

〇〇部 〇〇〇〇
(署名)

テンプレートC(事情を簡潔に添える)

退職願

私儀、家族の事情により令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、お願い申し上げます。

令和〇年〇月〇日

株式会社〇〇〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇 様

〇〇部 〇〇〇〇
(署名)

手書きのポイント

  • 黒インクのボールペンか万年筆を使う。鉛筆や消えるインクは避ける。
  • 文字は読みやすく、改行や余白を整える。
  • 日付・名前は省略せず正確に書く。
  • 修正は極力避け、誤字があれば新しい用紙で書き直す。
  • 提出先や宛名は正しい役職名で書く。

署名は署名欄に自筆で行い、必要なら印鑑を押す。

提出時の注意点

概要

退職願を提出するときは、相手がすぐ分かる配慮と礼儀を大切にします。封筒の表に「退職願」と明記することは必須です。何も書かずに渡すとマナー違反になります。

封筒の表記と封の扱い

封筒の表面は黒のペンで読みやすく書きます。氏名や宛名(会社名・役職名)も記載すると親切です。封は閉じて渡しますが、上司から中身を確認してほしいと言われたら丁寧に応じます。

提出方法とタイミング

基本は直接手渡しします。忙しい時間帯や会議中は避け、落ち着いた時間を選びます。どう渡すか迷う場合は人事に相談すると安心です。

受領確認と記録

受け取ってもらったら一言「受け取っていただきありがとうございます」と伝え、受領印や控えをもらえるなら必ず頂戴します。控えは自分の記録として保存します。

会社のルール確認

企業によっては書式や提出方法が定められています。事前に就業規則や人事に確認し、テンプレートがあればそれを使います。

最後に

冷静で誠実な態度を保つことが大切です。感情的にならず、礼儀を尽くして退職手続きを進めましょう。

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