はじめに
「同じ会社から源泉徴収票が2枚届いたけれど、両方とも使うの?」
「1枚だけ乙欄に印があるのはなぜ?」と戸惑っていませんか。
年末調整や確定申告のために源泉徴収票を確認したところ、勤務先は同じなのに2枚発行され、支払金額や乙欄の表示が異なっていると、どちらの金額を申告すればよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、同じ会社から源泉徴収票が2枚発行される理由や乙欄の意味、確認する項目、年末調整・確定申告での扱いについて、順を追って説明していきます。
同じ会社から源泉徴収票が2枚あり・1枚が乙欄なのはなぜ?

同じ会社から源泉徴収票が2枚届き、そのうち1枚の「乙欄」に印があると、なぜ分けて発行されたのか疑問に感じることがあります。
ここでは、同じ会社から源泉徴収票が2枚発行されるケースや、1枚が乙欄になる理由、確認するときのポイントを説明します。
同じ会社でも源泉徴収票が2枚になることがある
同じ会社からの給与でも、源泉徴収の扱いが途中で変わると、源泉徴収票が2枚に分かれることがあります。
たとえば、在職中と退職後に支給された給与で源泉徴収の区分が異なるケースです。
同じ会社名の源泉徴収票が2枚届いても、すぐに発行ミスと考えず、支払金額や源泉徴収税額、乙欄の記載を確認してみましょう。
退職後に支給された給与が乙欄になるケース
退職後に給与が支給される場合、扶養控除等申告書の扱いによっては、乙欄で所得税が源泉徴収されることがあります。
そのため、在職中の給与と退職後に支給された給与で、源泉徴収票が分けて発行されるケースがあります。
退職後に給与の支給日がある場合は、その金額がどちらの源泉徴収票に記載されているか確認しましょう。
退職後の給与に乙欄が適用される理由が分かりにくい場合は、甲欄・乙欄の違いを確認しておくと判断しやすくなります。
▶源泉徴収の甲欄と乙欄の違いとは?税率や適用されるケースをわかりやすく解説
2枚の源泉徴収票が発行された理由を確認するポイント
源泉徴収票が2枚届いたら、「支払金額」「源泉徴収税額」「乙欄」の記載を見比べ、給与明細の支給日や金額と照らし合わせます。
どの給与がそれぞれの源泉徴収票に記載されているのか分からない場合は、会社の給与担当者へ確認すると安心です。
2枚の源泉徴収票は重複していないか確認する
同じ会社から源泉徴収票が2枚届いた場合は、まず同じ給与が二重に記載されていないか確認することが大切です。
ここでは、2枚の源泉徴収票を見比べるポイントと、重複しているように見える場合の対応を説明します。
支払金額と支払期間を2枚で見比べる
2枚の源泉徴収票が届いたら、まずそれぞれの「支払金額」を見比べます。
給与明細の支給日や金額とも照らし合わせ、どの給与がそれぞれの源泉徴収票に含まれているのか確認しましょう。
こうして確認すると、同じ給与が重複して記載されていないか判断しやすくなります。
支払金額が重複していなければそれぞれの給与として確認する
2枚の支払金額がそれぞれ異なる給与に対応していれば、源泉徴収票が2枚あるだけで重複しているとは限りません。
在職中と退職後の給与など、どの支給分がそれぞれに記載されているのかを分けて確認しましょう。
同じ給与が重複しているように見える場合は会社に確認する
同じ支給日の給与や金額が両方に含まれているように見える場合は、会社の給与担当者に確認しましょう。
2枚の源泉徴収票と給与明細を手元に用意して、どの給与がそれぞれに含まれているのか確認すると、重複しているか判断しやすくなります。
2枚の源泉徴収票を年末調整・確定申告でどう扱う?
同じ会社から甲欄と乙欄の源泉徴収票が2枚発行されている場合は、それぞれの内容を確認したうえで年末調整や確定申告での扱いを判断します。
ここでは、甲欄と乙欄の確認ポイント、年末調整を受ける際の確認事項、確定申告が必要になるケースについて説明します。
甲欄と乙欄の源泉徴収票がある場合の確認ポイント
甲欄と乙欄の源泉徴収票がある場合は、それぞれの支払金額や源泉徴収税額、乙欄の印を確認します。
給与明細とも照らし合わせ、どの給与が甲欄または乙欄として処理されているのか把握しておくと、年末調整や確定申告を進める際にも分かりやすくなります。
年末調整で扱う場合に会社へ確認すること
年末調整を受ける場合は、甲欄と乙欄の源泉徴収票を現在の勤務先に提示し、どこまで年末調整で処理できるのか確認しましょう。
特に乙欄の給与については、自分で判断せず、給与担当者に確認しておくと安心です。
年末調整を受けられない場合は確定申告が必要になることがある
年末調整で処理されない給与がある場合は、確定申告が必要になることがあります。
確定申告では、2枚の源泉徴収票に記載された支払金額や源泉徴収税額をもとに1年間の所得税を精算するため、まずは年末調整で処理された範囲を確認しておきましょう。
乙欄の給与があると確定申告が必要なのか迷う場合は、申告が必要になる条件も確認しておきましょう。
▶乙欄の給与は確定申告が必要?申告が必要なケースと手続き方法を解説
同じ会社から2枚の源泉徴収票が届いたときの確認ポイント
同じ会社から源泉徴収票が2枚届いた場合は、まずそれぞれがどの給与に対応しているのかを確認することが大切です。
ここでは、2枚の源泉徴収票を確認するときに見るポイントを順に説明します。
退職後に支給された給与かを確認する
源泉徴収票が2枚届いたら、退職日と最後の給与の支給日を確認します。
退職後にも給与が支給されている場合は、給与明細と照らし合わせ、どちらの源泉徴収票に記載されているか見てみましょう。
退職後の給与が別の源泉徴収票に記載されていれば、2枚に分かれた理由を判断しやすくなります。
2枚の支払金額・源泉徴収税額を確認する
2枚の源泉徴収票にある「支払金額」と「源泉徴収税額」を、給与明細と照らし合わせます。
どの給与がそれぞれに含まれているのかを確認するとともに、同じ給与が重複して記載されていないかも見ておきましょう。
内容が分からない場合は給与担当者に確認する
給与明細と照らし合わせても内容が分からない場合は、会社の給与担当者へ確認しましょう。
2枚の支払金額や源泉徴収税額、乙欄の印などを伝え、どの給与がそれぞれに記載されているのかを確認すると、2枚に分かれた理由が分かりやすくなります。
まとめ
同じ会社から源泉徴収票が2枚届き、1枚が乙欄でも、必ずしも発行ミスとは限りません。
在職中と退職後の給与など、支給時期や源泉徴収の扱いによって分けて発行されることがあります。
まずは給与明細と見比べ、どの給与がそれぞれに記載されているか確認しましょう。
内容が分からない場合は会社の給与担当者に相談し、年末調整や確定申告が必要か確認しながら手続きを進めると安心です。


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