はじめに
「定年退職した場合、離職票の離職理由には何と書かれるの?」
「定年後に再雇用されて契約が終わった場合も、定年退職として扱われる?」と迷っていませんか。
長く勤めた会社を定年で退職するときや、定年後も同じ会社で再雇用されてから退職するときは、離職票に記載される理由が同じなのか気になりますよね。
この記事では、定年退職の離職理由が離職票にどのように記載されるのか、再雇用や契約満了の場合はどう考えるのかを整理します。
定年退職したときの離職票の離職理由はどうなる?

定年退職した場合の離職票は、退職した時期や本人から退職を申し出たかどうかによって、離職理由の扱いが変わります。
ここでは、それぞれどのような離職理由に該当するのかを分けて説明します。
定年を迎えてそのまま退職する場合は「定年によるもの」に該当する
会社の就業規則などで定められた定年年齢に達し、そのまま退職した場合は、離職票の離職理由は「定年によるもの」に該当します。
本人の申し出ではなく、会社の定年制度によって雇用関係が終了したことが判断のポイントです。
定年前に本人から退職を申し出た場合は「定年によるもの」にならない
定年を迎える前に本人から退職を申し出た場合は、原則として「定年によるもの」には該当しません。
定年が近い時期であっても、本人の申し出によって退職した場合は、実際の退職経緯に応じた離職理由として扱われます。
定年後に再雇用された場合の離職理由はどうなる?
定年後に再雇用されてから退職した場合は、最初の定年退職ではなく、再雇用後の労働契約がどのように終了したかによって離職理由を判断します。
ここでは、再雇用後の離職理由をケースごとに説明します。
再雇用の契約期間が満了した場合は「労働契約期間満了等によるもの」となる
定年後に有期契約で再雇用され、契約期間の満了によって退職した場合は、「労働契約期間満了等によるもの」として扱われます。
最初に定年を迎えた時点ではなく、再雇用後の契約が満了して雇用関係が終了したことを基準に判断します。
再雇用期間の途中で本人から退職した場合は本人都合として扱われる
再雇用の契約期間が残っている途中で、本人から退職を申し出た場合は、本人都合の離職として扱われます。
再雇用前に定年を迎えていても、本人の申し出によって退職した場合は、「定年によるもの」や契約期間満了による離職には該当しません。
60歳定年後に65歳まで再雇用された場合は契約終了の経緯で判断する
60歳で定年を迎えたあと65歳まで再雇用された場合も、年齢だけで離職理由が決まるわけではありません。
65歳で再雇用契約が満了したのか、契約期間の途中で本人が退職を申し出たのかなど、実際に雇用関係が終了した経緯をもとに判断します。
定年退職の離職理由を判断するときに確認するポイント
定年退職の離職理由を判断するときは、年齢だけを見るのではなく、会社の定年制度や退職までの経緯を確認する必要があります。
ここでは、定年年齢、再雇用契約の有無、契約満了か本人から申し出た退職かという3つのポイントに分けて説明します。
就業規則に定められている定年年齢を確認する
まず会社の就業規則を確認し、定年年齢が何歳に設定されているかを確認します。
実際の退職が定年年齢に達したことによるものであれば、「定年によるもの」に該当すると判断できます。
定年後に再雇用契約を結んでいるか確認する
定年後も勤務を続けていた場合は、再雇用契約を結んでいるか確認します。
再雇用されている場合は、最初に定年を迎えた時点ではなく、再雇用後の契約が終了した経緯をもとに離職理由を判断します。
契約満了なのか本人から申し出た退職なのかを確認する
再雇用後に退職した場合は、契約期間の満了による退職なのか、本人から申し出た退職なのかを確認します。
契約満了であれば契約期間満了による離職、契約途中で本人から退職を申し出た場合は本人都合による離職として判断します。
離職票-2では定年退職の離職理由をどこで確認する?
離職票-2で定年退職の離職理由を確認するときは、会社が選択・記載した離職理由の内容を見る必要があります。
ここでは、離職理由の区分と確認時のポイントを説明します。
「定年によるもの」と「労働契約期間満了等によるもの」を区別する
離職票-2では、「定年によるもの」か「労働契約期間満了等によるもの」かを確認します。
定年年齢に達して退職した場合は「定年によるもの」、定年後の再雇用契約が期間満了で終了した場合は「労働契約期間満了等によるもの」に該当します。
会社が記載した離職理由と実際の退職経緯が一致しているか確認する
離職票-2に記載された離職理由が、実際の退職経緯と一致しているか確認します。
定年到達や再雇用契約の期間満了、本人からの退職申し出など、雇用関係が終了した理由と記載内容を照らし合わせましょう。
離職票の離職理由が実際の退職理由と違う場合はどうする?
離職票に記載された離職理由が、実際の退職経緯と異なっている場合は、そのままにせず内容を確認することが大切です。
ここでは、離職理由に異議がある場合の対応と、判断に迷ったときの確認方法を説明します。
離職理由に異議がある場合はその旨を申し出る
離職票に記載された離職理由が実際の退職経緯と異なる場合は、異議があることを申し出ます。
離職票-2の離職者本人の判断を記載する欄で異議がある旨を示し、実際の退職経緯を伝えましょう。
離職理由に納得できず、異議の申し立て方やその後の流れを詳しく確認したい場合は、こちらも参考にしてください。
▶離職票の離職理由に異議がある場合は?申し立て方法や必要書類を解説
判断に迷う場合はハローワークへ確認する
記載された離職理由が正しいか判断に迷う場合は、離職票を持参してハローワークへ確認します。
会社から説明された退職理由と実際の退職経緯を伝え、どの離職理由に該当するか確認しましょう。
会社から離職票が届かず、退職理由を確認できない場合の対応については、こちらで詳しく解説しています。
離職票が届かないときはどうする?原因と今すぐやるべき対処を解説
まとめ
定年退職の離職理由を確認するときは、退職時の年齢だけを見るのではなく、実際にどのような経緯で雇用関係が終了したのかを確認することが大切です。
定年後に再雇用されている場合は、再雇用契約の期間満了なのか、本人から退職を申し出たのかによっても離職理由が変わります。
離職票-2を受け取ったら、会社が記載した離職理由と実際の退職経緯が合っているか確認しておきましょう。
内容に違いがある場合は異議がある旨を申し出て、自分では判断が難しい場合は、そのままにせずハローワークへ相談すると安心です。


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