はじめに

「中途入社で提出した源泉徴収票、退職欄が空欄のままだけど問題ないの?」
「前の会社はすでに辞めているのに、なぜ何も書かれていないのか不安…」
「このまま提出してしまって大丈夫なのか、会社に確認したほうがいいのか迷ってしまう…」
そんなふうに、源泉徴収票の退職欄が空欄になっている状態に戸惑っていませんか。
実際、中途就職のタイミングで源泉徴収票を提出するとき、退職欄に日付が入っていないと、「記入漏れなのでは?」「手続きが正しく進まないのでは?」と感じて、そのまま出していいのか不安になってしまうことがありますよね。
この記事では、源泉徴収票の退職欄が空欄になる理由と、そのまま提出していいケース・確認したほうがいいケースについて、順を追って説明していきます。
中途入社で源泉徴収票の退職欄が空欄でも基本的に問題ない

源泉徴収票の退職欄が空欄でも、そのまま提出して問題ありません。
転職先が確認するのは「その年にいくら給与を受け取り、いくら所得税が差し引かれているか」であり、退職日そのものは年末調整の計算には使われないためです。
実際の処理では、支払金額や源泉徴収税額の欄に記載されている数値をもとに税額を再計算するため、退職欄が未記入でも手続きはそのまま進みます。
なぜ中途入社で源泉徴収票の退職欄が空欄になるのか

中途入社で受け取る源泉徴収票を見たときに、「退職日が書かれていない=何か不備があるのでは」と感じることがありますが、実際には書かれていない理由は決まっています。
多くの場合は、源泉徴収票を作成したタイミングや、前職側での処理がどこまで進んでいるかによって記載内容が変わるためです。
ここでは、なぜ退職欄が空欄になるのかを、発行のタイミングと前職の処理状況という2つの観点から順を追って整理していきます。
発行タイミングの問題
前職の会社が源泉徴収票を発行するタイミングが退職日より前または同時になった場合、その時点では退職日が確定していないため、退職欄は空欄のまま発行されます。
源泉徴収票は給与の支払いが確定した時点で作成されるため、最終給与の締め日や支払日が先に来ると、退職日を反映できず、そのまま空欄で発行される形になります。
前職の処理状況によるもの
前職の会社側で退職処理が完了していない状態で源泉徴収票を発行すると、退職日が社内システムに登録されていないため、退職欄は空欄のまま出力されます。
人事や経理が退職日を確定して給与計算・社会保険の喪失手続きを終えた後に情報が反映される仕組みのため、処理が遅れている時点で発行すると、そのまま空欄で発行される形になります。
中途入社で源泉徴収票の退職欄が空欄でも問題ない理由

中途入社で提出する源泉徴収票は、1月1日から12月31日までに前職で支払われた給与額と、そこから差し引かれた所得税額を合算するために使われる書類であり、年末調整の計算は「支払金額」と「源泉徴収税額」の数値だけで行われます。
そのため、退職欄に日付が記載されていなくても、税額計算に必要な情報はすでにそろっており、会社側はそのまま処理を進めることができます。
退職日が未記入でも計算に使う項目に影響しないため、空欄のままでも問題になりません。
まとめ
今回の記事では、「中途入社で提出した源泉徴収票の退職欄が空欄でも問題ないのか」という不安に対して、その理由と実際の扱いを整理してきました。
結論として、退職欄が空欄であっても、年末調整で使われるのは「支払金額」と「源泉徴収税額」であり、退職日の記載は計算に直接関係しないため、そのまま提出しても手続きは進みます。
また、空欄になる理由も、発行タイミングや前職の処理状況によるものであり、記入漏れやミスとは限らないケースが多いことが分かります。
そのため、まずは手元の源泉徴収票の数値が正しく記載されているかを確認し、そのうえで提出すれば問題ありません。もし不安が残る場合でも、提出先の会社に確認すれば対応してもらえるため、無理に前職へ連絡する必要はありません。
「空欄=不備」と決めつけず、必要な情報がそろっているかを基準に落ち着いて判断していきましょう。


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