契約期間満了の離職票の書き方は?離職理由欄の記載方法と確認項目を解説

目次

はじめに

「契約期間が満了して退職した場合、離職票の離職理由欄にはどう書かれるの?」
「契約更新を希望していた場合と、自分から更新しなかった場合では扱いが変わる?」と迷っていませんか。

契約社員やパートなどで雇用契約の終了日を迎え、会社から離職票を受け取ったものの、記載された離職理由が実際の退職経緯と合っているのか分からず、確認の手が止まってしまうことがありますよね。

この記事では、契約期間満了で退職した場合の離職票の書き方や離職理由欄の確認ポイントを整理します。

契約期間満了の場合は離職票の離職理由をどう書く

契約期間満了で退職した場合は、単に「契約満了」と記載すればよいわけではなく、契約がどのような条件で終了したのかを確認して離職理由を判断します。

ここでは、それぞれの離職理由の違いと、契約内容・会社の対応・本人の意思を踏まえた記載方法を説明します。

「採用・再雇用時等にあらかじめ定められた雇用期限到来」と「労働契約期間満了」の違い

「採用・再雇用時等にあらかじめ定められた雇用期限到来」は、採用時や再雇用時に退職する時期が決められており、その期限を迎えて離職した場合に該当します。

一方、「労働契約期間満了」は、期間を定めた労働契約が終了し、更新されずに離職した場合です。

離職票を記載するときは、雇用期限があらかじめ決められていたのか、一定期間ごとに更新する契約だったのかを確認して区別します。

契約期間満了では契約内容・会社の対応・本人の意思を確認して記載する

契約期間満了による離職では、雇用契約書や労働条件通知書を確認し、契約期間や更新に関する定めを確認します。

あわせて、会社が更新を申し出たのか、更新しないと伝えたのか、本人が更新を希望していたのかも確認しましょう。

契約満了という事実だけで判断せず、実際の経緯に沿って離職理由を記載することが大切です。

契約期間満了の離職票で確認する項目

契約期間満了の離職票を記載するときは、契約が終了したという事実だけでなく、これまでの契約状況や更新に関する取り決めを確認する必要があります。

ここでは、契約期間満了の離職票を記載する際に確認する項目を順に説明します。

1回の契約期間と通算契約期間を記載する

1回の契約期間は、直近の労働契約について、契約開始日から終了日までの期間を記載します。

通算契約期間は、最初の契約開始日から今回の契約終了日まで、更新を重ねて雇用されていた期間を確認します。

雇用契約書や労働条件通知書と照らし合わせ、実際の契約期間に沿って記載しましょう。

契約更新の回数を記載する

契約更新の回数は、最初の契約を1回と数えず、その契約が終了したあとに更新した回数を記載します。

契約書を更新時期ごとに確認し、最初の契約締結後に何回更新されたのかを数えましょう。

契約更新・延長の確約や合意の有無を確認する

契約更新・延長について、会社と労働者の間で確約や合意があったかを確認します。

雇用契約書や労働条件通知書の記載だけでなく、契約終了前に会社と本人の間で交わされた内容も確認し、実際の経緯に沿って記載しましょう。

更新しない旨の明示や雇止め通知の有無を確認する

会社から契約を更新しないと伝えられていたか、雇止め通知が行われていたかを確認します。

通知があった場合は、本人へ伝えた日付や内容を確認し、書面がある場合は離職票の記載内容と食い違いがないようにしましょう。

労働者本人が契約更新を希望していたか確認する

契約期間が終了する時点で、労働者本人が更新を希望していたかを確認します。

本人が更新を希望していたのか、更新しない意思を示していたのかを、会社とのやり取りなどから整理しましょう。

本人の意思は離職理由の判断に関わるため、実際の経緯に沿って記載することが大切です。

契約期間満了における離職票の具体的事情記載欄の書き方

契約期間満了で離職票を作成する場合、具体的事情記載欄には「契約期間満了」とだけ書くのではなく、契約が更新されず離職に至った事情が分かるように記載します。

ここでは、具体的事情記載欄の書き方と記載例、記入時に押さえておきたい内容を説明します。

契約期間満了の具体的事情記載欄の書き方と記載例

具体的事情記載欄には、契約期間が満了した事実だけでなく、契約が更新されなかった経緯も分かるように記載します。

たとえば、会社が更新せず、本人が更新を希望していた場合は、「契約期間満了。会社から契約を更新しない旨を通知。

本人は契約更新を希望していた」のように、事実に沿って記載します。

契約を更新しなかった理由が分かるように記載する

会社側の判断で契約を更新しなかった場合は、「契約期間満了」とだけ書かず、更新しなかった理由も記載します。

本人へ伝えた理由を確認し、雇止め通知などの書面がある場合は、その内容と食い違わないようにしましょう。

本人が更新を希望していた場合はその事実も記載する

本人が契約更新を希望していた場合は、その事実も具体的事情記載欄に記載します。

「本人は契約更新を希望していたが、会社から更新しない旨の通知があり、契約期間満了により離職」のように、本人の意思と会社の対応が分かる形にするとよいでしょう。

契約更新を希望していたのに会社から雇止めされた場合、失業手当で会社都合として扱われるのか気になる方は、こちらも確認してみてください。
▶雇止めは会社都合になる?契約満了との違いや失業保険の扱いを解説

契約期間満了の離職票を書くときの注意点

契約期間満了の離職票を書くときは、最初から会社都合・自己都合のどちらかに当てはめて記載内容を調整しないことが大切です。

ここでは、記載時に避けたい判断方法と、確認しておくべき書類、離職理由の判定について説明します。

会社都合・自己都合を先に決めて記載内容を合わせない

契約期間満了による離職では、最初に「会社都合」「自己都合」を決め、その結論に合わせて離職票を記載しないようにします。

契約期間や更新回数、会社からの更新・雇止めの意思表示、本人の更新希望などを確認し、実際の経緯に沿って記載することが大切です。

雇用契約書や更新時の書類と記載内容を一致させる

離職票を記載するときは、雇用契約書や労働条件通知書、契約更新時の通知書などと内容を照らし合わせます。

契約期間や更新の有無、雇止めを通知した時期などに食い違いがないか確認し、実際の経緯に沿って記載しましょう。

離職理由の最終的な判定はハローワークが行う

会社が離職票に離職理由を記載しても、その内容だけで離職理由が確定するわけではありません。

ハローワークが会社と離職者双方の主張や資料を確認し、離職に至った経緯をもとに最終的な離職理由を判定します。

そのため、会社側で会社都合・自己都合を決めつけず、確認できる事実を正確に記載することが大切です。

離職票に記載された退職理由が実際の経緯と違う場合は、どのように訂正を申し出ればよいのかも確認しておくと安心です。
▶離職票の退職理由が違う場合はどうする?異議申し立ての方法を解説

まとめ

契約期間満了で離職票を作成するときは、「契約満了」という結果だけでなく、契約がどのように更新され、どのような経緯で終了したのかを確認することが大切です。

雇用契約書や更新時の書類を見ながら、会社の対応や本人の更新希望などを事実に沿って整理しましょう。

また、最初から会社都合・自己都合と決めつけるのではなく、確認できた内容を離職票へ正確に記載することも重要です。

判断に迷う部分がある場合は自己判断で記載せず、必要に応じてハローワークへ確認しながら手続きを進めると安心です。

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