はじめに
「懲戒解雇にした従業員の離職票を提出するとき、どの書類を添付すればいい?」
「解雇理由を確認できる書類がすべて揃っていない場合でも手続きできる?」と迷っていませんか。
懲戒解雇後に離職票を作成する場面では、就業規則や解雇通知書など、何をハローワークへ提出すればよいのか分からず迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、懲戒解雇で離職票を提出するときに必要となる添付書類や、書類が揃わない場合の対応、提出前に確認しておきたいポイントまで順を追って説明していきます。
懲戒解雇で離職票を提出するときの添付書類と必要になるケース
懲戒解雇を理由として離職票の手続きを行う場合は、離職理由を確認するための書類を求められることがあります。
ここでは、懲戒解雇で離職票を提出するときに必要となる添付書類をケースごとに説明します。
懲戒処分の根拠となる就業規則の写しを添付する
懲戒解雇を離職理由として届け出る場合は、処分の根拠となった就業規則の写しを添付します。
該当する懲戒事由や懲戒解雇の条文など、どの規定に基づいて処分したのか確認できる部分を用意しましょう。
本人に懲戒解雇を通知した書面がある場合は添付する
本人へ懲戒解雇通知書などを交付している場合は、その写しも添付します。
解雇日や懲戒解雇としたことなど、本人へ通知した内容を確認できる書面を用意しておくとよいでしょう。
解雇予告除外認定を受けている場合は認定書類を添付する
労働基準監督署から解雇予告除外認定を受けている場合は、認定されたことが分かる書類の写しを添付します。
手元にある認定書類を確認し、ほかの必要書類とあわせて準備しておきましょう。
解雇予告除外認定が必要になるケースや申請方法が分からない場合は、認定の条件や手続きも確認しておきましょう。
▶解雇予告除外認定とは?認定されるケースと申請方法
懲戒解雇の添付書類がすべて揃っていない場合の対応
懲戒解雇に関する添付書類がすべて揃っていない場合でも、書類が揃うまで離職票の手続きを止めるのではなく、まずハローワークに対応を確認します。
ここでは、必要な添付書類がない場合の確認方法と、代わりに準備しておきたい資料や記録について説明します。
書類がない場合でも離職票の手続きを止めずハローワークに確認する
懲戒解雇に関する書類が一部揃っていない場合でも、すべて揃うまで手続きを止めるのではなく、まずは管轄のハローワークへ確認しましょう。
不足している書類と現在用意できる資料を伝え、どのように対応すればよいか確認しながら進めます。
懲戒解雇に至った経緯を確認できる資料や記録を準備する
必要な書類がない場合は、懲戒解雇に至った経緯を確認できる資料や社内記録を整理しておきます。
懲戒事由となった行為や本人への説明、処分を決定した経緯などを確認できる資料があれば、ハローワークから求められた際にも対応しやすくなります。
懲戒解雇では離職票の離職理由と添付書類を一致させる
懲戒解雇で離職票を作成する場合は、離職理由の記載内容と、提出する添付書類の内容に食い違いがないよう確認することが大切です。
ここでは、実際の退職理由に沿って離職理由を記載することと、事実と異なる記載を避ける理由について説明します。
実際の退職理由に沿って離職理由を記載する
懲戒解雇によって退職した場合は、実際の退職理由に沿って離職票を記載します。
就業規則や懲戒解雇通知書などと照らし合わせ、記載内容に食い違いがないか確認してから提出しましょう。
自己都合退職として処理するなど事実と異なる記載は避ける
実際には懲戒解雇であるにもかかわらず、自己都合退職として処理するなど、事実と異なる記載は避けましょう。
内容に食い違いがあると事実関係を確認されることがあるため、実際の経緯に沿って正しく記載することが大切です。
懲戒解雇が失業手当の受給条件にどう影響するのか気になる場合は、給付制限や受給開始までの流れも確認しておきましょう。
▶懲戒解雇でも失業保険はもらえる?給付制限と受給条件を解説
ハローワークから懲戒解雇について確認されたときに備える
懲戒解雇を理由として離職票を提出すると、ハローワークから離職理由や処分に至った経緯について確認を求められることがあります。
ここでは、確認に備えて保存しておきたい資料と記録について説明します。
懲戒事由となった行為や事実を確認できる資料を残す
懲戒解雇を行った場合は、懲戒事由となった行為の内容や発生日など、処分の根拠となる事実を確認できる資料を残しておきます。
ハローワークから離職理由について確認されたときに、資料をもとに経緯を説明できるよう整理しておきましょう。
本人への説明や処分決定までの経緯を記録しておく
本人へ懲戒事由を説明した内容や、懲戒解雇を決定するまでの経緯も記録しておきます。
説明した日付や本人の回答、処分を決定した日などを残しておくと、必要になった際に一連の流れを確認しやすくなります。
まとめ
懲戒解雇で離職票を提出する場合は、就業規則や懲戒解雇通知書など、離職理由を確認できる資料を準備しておきます。
あわせて、懲戒事由や本人への説明など、処分までの経緯が分かる記録も整理しておくと安心です。
離職票には実際の退職理由に沿って記載し、添付資料と食い違いがないか確認しましょう。
必要な書類が揃わない場合や判断に迷う場合は、管轄のハローワークへ相談しながら手続きを進めることが大切です。

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