はじめに
「有給休暇をすべて消化してから退職したいけれど、退職願にはいつを退職日として書けばいい?」
「最後に会社へ出勤する日と退職日が違っても大丈夫?」と迷っていませんか。
退職前に残っている有給休暇をまとめて取得しようとすると、最終出社日の翌日から有給を使うのか、有給を使い切る日を退職日にするのか分からず、退職願を書くときに迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、有給休暇をすべて消化して退職する場合の退職願の書き方から、退職日と最終出社日の決め方まで順を追って説明していきます。
有給休暇をすべて消化して退職する場合の退職願の書き方
有給休暇をすべて消化してから退職する場合は、最後に出勤する日ではなく、有給消化が終わって雇用関係が終了する「退職日」を退職願に記載します。
ここでは、退職願に書く日付と退職理由について順に説明します。
退職願には有給消化後の「退職日」を記載する
退職願には最後に出勤する日ではなく、有給休暇を消化して雇用関係が終了する日を「退職日」として記載します。
有給消化中も会社には在籍しているため、正式な退職日を確認してから記載しましょう。
退職日が土日や祝日になる場合は、そのままの日付でよいのかも確認しておくと安心です。
▶退職日が土日の場合はどうなる?前営業日にずらす必要や社会保険への影響
最終出社日と退職日は別の日になる
最終出社日は実際に最後に勤務する日、退職日は雇用関係が終了する日です。
最終出社日のあとに有給休暇を取得する場合は、その期間も在籍しているため、最終出社日と退職日は別の日になります。
退職理由は「一身上の都合」で問題ない
自己都合で退職する場合は、退職理由を「一身上の都合」と記載するのが一般的です。
有給休暇を消化することや転職など、詳しい事情まで退職願に書く必要はありません。
有給休暇をすべて消化する場合の退職願の記載例
有給休暇をすべて消化して退職する場合でも、退職願に有給消化について必ず記載する必要はありません。
ここでは、有給消化について記載しない場合と記載する場合に分けて、退職願の例文を紹介します。
退職願に有給消化について記載しない場合の例文
有給消化について記載しない場合は、通常の退職願と同じように退職理由と退職日を書きます。
たとえば、「このたび、一身上の都合により、2026年10月31日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」と記載し、有給休暇の取得については別途会社と調整します。
退職願に有給消化について記載する場合の例文
有給消化の希望も記載する場合は、退職日とあわせて取得を希望する期間を伝えます。
たとえば、「このたび、一身上の都合により、2026年10月31日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
なお、2026年10月1日から10月31日まで、残存する年次有給休暇の取得を希望いたします。」と記載します。
退職願とは別に有給休暇を申請する方法
退職願を提出するだけで、有給休暇の取得申請まで完了するとは限りません。会社に所定の有給休暇申請書や申請システムがある場合は、退職願とは別に手続きを行う必要があります。
ここでは、退職願とは別に有給休暇を申請する方法と、提出時の日付について説明します。
会社所定の有給休暇申請書がある場合は別途提出する
会社所定の有給休暇申請書がある場合は、退職願とは別に提出します。
社内システムから申請する会社では、取得希望日を入力するなど、会社が定める方法に沿って手続きを進めましょう。
退職願と有給休暇申請書を提出するときの日付を確認する
退職願と有給休暇申請書を提出するときは、退職日と有給休暇の取得期間に食い違いがないか確認します。
有給休暇は在籍中に取得するため、申請する期間が退職日を超えないようにしておきましょう。
有給休暇をすべて消化して退職するときの注意点
有給休暇をすべて消化して退職する場合は、有給消化期間と退職日の前後関係を間違えないように注意が必要です。
ここでは、有給休暇をすべて消化して退職する際に確認しておきたいポイントを説明します。
有給消化期間を退職日より後に設定することはできない
有給休暇は在籍中に取得するため、退職日の翌日以降に有給消化期間を設定することはできません。
残っている有給休暇をすべて使いたい場合は、退職日までに消化できるよう日程を調整しましょう。
退職日から有給消化日数を逆算して最終出社日を決める
有給休暇をすべて消化する場合は、退職日から残日数を逆算して最終出社日を決めます。
土日やシフト上の公休日などを除いて有給休暇を当てはめ、その期間が始まる前の最後の出勤日を最終出社日とします。
公休日を挟む場合の有給休暇の数え方に迷う場合は、退職日を決める前に確認しておきましょう。
▶退職時に公休を挟んで有給消化する場合は?日数の数え方と退職日の決め方
就業規則で退職願と有給休暇の申請方法を確認する
退職願や有給休暇の申請方法は、会社の就業規則や社内規程で確認しておきましょう。
提出期限や提出先、指定書式、申請方法などが決められている場合は、会社の手順に沿って手続きを進めます。
まとめ
有給休暇を消化して退職する場合は、最終出社日ではなく、有給消化後の「退職日」を退職願に記載します。
有給休暇の申請は、会社所定の方法があれば退職願とは別に手続きを進めましょう。
退職日が決まったら、残っている有給休暇や公休日を確認し、最終出社日と有給消化期間を整理しておくと安心です。
就業規則も確認しながら、余裕を持って退職の準備を進めていきましょう。

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