月途中退職の離職票はどうなる?記載期間・賃金・基礎日数の考え方を解説

目次

はじめに

「月の途中で退職した場合、離職票の記載期間はどうなるの?」
「最後の月は勤務日数が少ないけれど、賃金や基礎日数はどう書けばいいの?」と迷っていませんか。

離職票を作成するとき、退職日が月末ではなく月途中になると、給与の締め日や退職日との関係から、最後の賃金月をどこまで記載するのか分からなくなることがあります。

この記事では、月途中退職時の離職票に記載する期間や賃金、基礎日数の考え方を順を追って説明していきます。

月途中で退職しても離職票は発行される

月途中で退職した場合、「月末まで勤務していないと離職票は発行されないの?」「退職日が月の途中でも失業給付の手続きに使えるの?」と疑問に感じることがあります。

ここでは、月途中で退職した場合の離職票の発行対象と、どのような場合に離職票が必要になるのかを順に説明します。

月途中退職でも離職票の発行対象になる

月途中で退職した場合でも、退職日が月末ではないことを理由に、離職票の発行対象から外れることはありません。

離職票が必要な場合は、会社が雇用保険の手続きを行い、退職後に発行されます。

離職票が必要になるケースを確認する

離職票は、退職後に雇用保険の基本手当を受給するため、ハローワークで手続きをするときに必要です。

失業給付を申請する場合は会社から離職票を受け取り、ハローワークへ提出します。

月途中退職の離職票はどの期間で記載される?

月途中で退職すると、「離職票には退職月のどこからどこまでを記載するの?」「賃金支払基礎日数や賃金額は月末退職と同じように扱うの?」と迷うことがあります。

ここでは、月途中で退職した場合の記載期間から、賃金支払基礎日数や退職月の賃金額がどのように記載されるのかを順に説明します。

退職月の期間は退職日と賃金の締め日を確認する

退職月の記載期間は、会社の賃金締め日と退職日を基準に確認します。

暦月の1日から月末までではなく、給与の締め期間を確認し、月途中で退職した場合は退職日までの賃金を記載します。

月途中退職で賃金支払基礎日数はどうなる?

月途中で退職した場合は、退職月に賃金の支払い対象となった日数を確認します。

月給制でも退職日までの勤務状況や賃金の支払い対象日を確認し、賃金台帳などをもとに実際の支払基礎日数を記載します。

賃金支払基礎日数に含める日が分からない場合は、月給制・日給制・時給制ごとの数え方も確認しておくと安心です。
▶離職票の賃金支払基礎日数とは?数え方や11日・80時間の基準を解説

退職月の賃金額はどう記載される?

退職月の賃金額は、退職日までの期間について支払われる賃金を確認して記載します。

月途中の退職で給与が日割り計算される場合は、日割り後の金額を確認し、退職月の賃金額として扱います。

月給・日給・時給によって離職票の記載欄も異なるため、賃金額をA欄・B欄のどちらに記載するか迷う場合は、あわせて確認しておきましょう。
▶離職票の賃金額A欄・B欄の違いは?給与形態ごとの書き方を解説

月途中退職で離職票を確認するときのポイント

月途中で退職した場合、「給与の締め日と退職日が違うときはどの期間を確認すればいいの?」「退職月の給与がまだ確定していない場合、離職票はどうなるの?」と迷うことがあります。

ここでは、月途中退職の離職票を確認する際に注意したい点と、会社での作成から本人による記載内容の確認までを順に説明します。

給与の締め日と退職日が異なる場合に注意する

給与の締め日と退職日が異なる場合は、締め日だけで判断せず、退職日までの期間と賃金の支払い状況を確認します。

月途中の退職では最後の給与計算期間が通常と異なることがあるため、賃金台帳や給与明細を確認して記載します。

退職月の給与が未確定の場合はどうなる?

退職月の給与がまだ確定していない場合は、退職日だけを基準に金額を推測せず、給与計算後の賃金額を確認します。

給与の締め日や支給日も確認し、確定した金額をもとに記載することが大切です。

離職票は会社が作成し本人が記載内容を確認する

離職票に必要な手続きは会社が行い、本人は受け取った離職票の内容を確認します。

退職日や賃金額、賃金支払基礎日数などに疑問や誤りがある場合は、そのままにせず会社へ確認しましょう。

月途中退職の離職票で疑問があるときの対応

月途中で退職したあと、「離職票の記載内容が自分の認識と違うけれど、どこに確認すればいい?」「退職してから時間が経っても離職票が届かない場合はどうすればいい?」と困ることがあります。

ここでは、記載内容に誤りや疑問がある場合から、離職票が届かない場合、会社に確認しても解決しない場合の相談先まで順に説明します。

記載内容に誤りや疑問があれば会社に確認する

離職票を受け取ったら、退職日や賃金額、賃金支払基礎日数などを確認し、認識と異なる部分があれば会社へ確認します。

月途中退職では、退職月の賃金額や記載期間について、どの期間をもとに計算したのか確認しておくと安心です。

離職票が届かない場合は会社に手続きを確認する

退職後に離職票が届かない場合は、まず会社へ手続きの状況を確認します。

すでに発送されている場合は、発送日や送付先も確認すると、届いていない理由を把握しやすくなります。

会社へ確認しても離職票が届かない場合は、いつまで待つのか、ハローワークでどのように対応できるのかも確認しておくと安心です。
離職票が届かないときはどうする?原因と今すぐやるべき対処を解説

解決しない場合はハローワークに相談する

会社に確認しても解決しない場合は、住所地を管轄するハローワークに相談します。

離職票の内容に疑問がある場合は、離職票や給与明細などを用意し、現在の状況を伝えて必要な対応を確認しましょう。

まとめ

月途中で退職した場合でも、離職票は通常どおり発行の対象となります。

ただし、退職月は給与の締め日と退職日が一致せず、賃金額や賃金支払基礎日数などが分かりにくくなることもあるため、受け取った離職票の内容を一度確認しておくと安心です。

記載内容に気になる点があれば、まずは会社へ確認してみましょう。

会社への確認だけでは解決しない場合はハローワークにも相談できるため、分からないまま手続きを進めず、一つずつ確認しながら対応することが大切です。

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