はじめに
「残業手当は離職票の賃金に含まれるの?」
「残業した月と残業代が振り込まれた月が違う場合、どの月の賃金として記載される?」と迷っていませんか。
退職後に届いた離職票を確認したとき、毎月の給与明細と離職票に記載された賃金額が合わず、「残業代が抜けているのでは」と気になることがありますよね。
この記事では、残業手当が離職票の賃金に含まれるのか、計上される月と支払月がずれる場合の扱い、記載額に疑問があるときの確認方法まで順を追って説明していきます。
残業手当は離職票の賃金に含まれる

離職票の賃金額を確認するときは、基本給だけでなく、残業によって支給される残業手当も含めて考える必要があります。
ここでは、残業手当が離職票の賃金に含まれることと、残業した月の賃金として計上する考え方について説明します。
残業手当は離職票の賃金に含まれる
残業によって支給される残業手当は、離職票に記載する賃金に含まれます。
基本給だけでなく、時間外労働に対して支給された残業手当も加えて賃金額を確認しましょう。
残業した月の賃金として計上する
残業手当は、原則として実際に残業した月の賃金として計上します。
たとえば、4月分の残業手当が5月に支払われた場合でも4月分の賃金として扱うため、支払月ではなく何月の労働に対する手当なのかを確認しましょう。
残業手当の支払月と離職票の計上月が違う場合
残業手当は、残業した月と実際に給与へ反映される月がずれることがあります。
ここでは、残業した月と支払月が異なる場合、退職後に支給される場合、退職月の金額が未確定の場合に分けて確認します。
残業した月と残業手当の支払月が異なるケース
残業した月と残業手当の支払月が異なる場合は、残業した月の賃金として計上します。
たとえば、4月分の残業手当が5月に支払われても4月分の賃金として扱うため、何月の残業に対する手当なのかを確認しましょう。
退職後に支払われる残業手当の扱い
退職後に支払われた残業手当でも、退職前の残業に対するものであれば、実際に残業した月の賃金として扱います。
退職後に振り込まれた月ではなく、何月の残業に対する支払いなのかを確認して計上します。
退職後に残業代が支払われる場合、「源泉徴収票にはどう反映されるの?」と気になる方は、あわせて確認しておきましょう。
▶退職後に残業代が支払われた場合の源泉徴収票はどうなる?記載方法と確認ポイント
退職月の残業手当が未確定の場合
退職月の残業手当が離職票の作成時点で確定していない場合は、金額を推測して賃金額に加えることはできません。
会社側で残業時間を集計して手当の金額を確定させたうえで、退職月の賃金として扱います。
離職票の賃金額と給与明細が違う場合
離職票に記載された賃金額と給与明細の支給額を見比べると、同じ月でも金額が一致しないことがあります。
ここでは、残業手当の支払月と離職票の計上月が一致しない理由と、賃金額に疑問がある場合の確認先について説明します。
残業手当の支払月と離職票の計上月が一致しない理由
給与明細では残業手当が実際に支払われた月に記載されますが、離職票では残業した月の賃金として計上します。
たとえば、4月分の残業手当を5月に受け取った場合、給与明細では5月、離職票では4月分として扱うため、月ごとの金額が一致しないことがあります。
離職票の賃金額に疑問がある場合の確認先
離職票の賃金額に疑問がある場合は、給与明細と照らし合わせながら、まず会社の人事・給与担当者に計上内容を確認しましょう。
それでも金額の違いが解消しない場合や、実際の賃金と異なると考えられる場合は、離職票と給与明細を用意してハローワークへ相談できます。
離職票の金額だけでなく、記載されている内容全体に誤りがないか気になる場合は、訂正の流れも確認しておくと安心です。
▶離職票の内容が間違っている場合はどうする?訂正方法とハローワークへの相談方法
まとめ
残業手当は離職票の賃金額に含まれますが、支払月ではなく、実際に残業した月の賃金として扱う点に注意が必要です。
そのため、給与明細と離職票では月ごとの金額が一致しないことがあります。
金額に違いがあるときは、残業手当が何月の労働に対するものなのかを確認してみましょう。
それでも疑問が残る場合は、まず会社の人事・給与担当者に確認し、必要に応じて離職票と給与明細を用意してハローワークへ相談すると安心です。


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